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イノウエ サトシ
井上 聡 所属 新潟薬科大学 応用生命科学部 学部付 職種 教授 |
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| 言語種別 | 日本語 |
| 発行・発表の年月 | 2003 |
| 形態種別 | 論文 |
| 査読 | 査読あり |
| 標題 | 冬期における降水量計の捕捉特性 |
| 執筆形態 | 共著 |
| 掲載誌名 | 雪氷 |
| 掲載区分 | 国内 |
| 出版社・発行元 | The Japanese Society of Snow and Ice |
| 巻・号・頁 | 65(3),303-316頁 |
| 著者・共著者 | 横山宏太郎,大野宏之,小南靖弘,井上聡,川方俊和 |
| 概要 | 冬期の降水量を正確に知るため,新潟県上越市において,国内で一般的に用いられている転倒ます式(ヒーター付き),温水式,溢水式の3種類の降水量計を対象とし,捕捉特性を評価するための長期比較観測を行った.方法は世界気象機関が推奨する方法に準じることにし,二重柵基準降水量計を一部改良して準器として用い,その値から風速の関数により真値を推定した.捕捉率は測定値/真値で表す.6冬期の観測結果を用いて,雪と雨に分けて降水事象単位の解析を行った.雪,雨いずれの場合も,捕捉率は機種によって異なり,高い方から順に溢水式>転倒ます式>温水式であった.機種による捕捉率の差は,その形状の違いが影響している.捕捉率は風速が大きくなるにつれて低下するが,その関係を簡単な式で表し,式に含まれる機種ごとの係数を示した.雪に対する捕捉率は,風速2ms-1においても溢水式では0.8,転倒ます式では0.7,温水式では0.6程度と計算され,雨に対する捕捉率は,雪に対するより大きいが,風速6ms-1においてはそれぞれ0.9,0.8,0.7程度と計算される.冬期の降水量は多くの場合に補正する必要があると考えられる.雪の降水強度が大きい地域では,加熱装置付きの測器を用いる必要がある. |
| DOI | 10.5331/seppyo.65.303 |
| ISSN | 0373-1006 |
| NAID | 130000911477 |
| PermalinkURL | http://id.ndl.go.jp/bib/6589962 |
| researchmap用URL | https://jlc.jst.go.jp/DN/JALC/00221943940?from=CiNii |