小山 歌子 所属 新潟薬科大学 看護学部 看護学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/11 |
形態種別 | 論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 特別豪雪地帯・無医地区の高齢者の介護・看取りのニーズ |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 新潟医療福祉学会誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 新潟医療福祉学会 |
巻・号・頁 | 19(2),40-48頁 |
担当区分 | 筆頭著者 |
著者・共著者 | 小山, 歌子,稲垣, 千文,宇田, 優子 |
概要 | 【目的】本研究の目的は、豪雪地帯・無医地区において住民参加による高齢者を在宅で看取るケアシステムの構築に向けた示唆を得るために、地域住民の生活面における互助の実態、高齢者の介護・看取りのニーズを明らかにすることである。【方法】豪雪地帯の無医地区に居住し、日常生活が自立している65歳以上の者9人に地域内の互助、終末期の介護や療養場所の希望等の半構造化面接を実施し、質的帰納的分析方法を参考に分析した。【結果】地域内の互助では、「相互の見守り」「除雪の手助け」「家族の代行」「野菜のお裾分け」等を日常的に行っていた。看取りのニーズは、独居高齢者動けるうちは1 日でも長い在宅療養を希望し、要介護状態になった時は入院・入所を希望していた。同居高齢者は全員在宅介護・在宅看取りを希望してた。家族等と話し合っている者は9人中1人であった。最期を迎える場の決定は本人以外であった。豪雪時以外は必要時いつでも医療を受けられる体制あるが、豪雪時は自動車の交通が途絶するため必要な医療を受けられない状況となる。【考察】高齢者を在宅で看取る際に、近隣住民が現在の支え合い中で、高齢者本人や家族の精神面および生活面を支援することは可能であると考える。また、高齢者の介護・看取りのニーズを叶えるためには、早い段階から高齢者と家族が話し合うこと、豪雪時の医療確保のためには、TV電話による遠隔診療の推進の必要性が示唆された。 |
ISSN | 1346-8774 |
NAID | 120006791448 |
PermalinkURL | https://nsg.repo.nii.ac.jp/records/4892 |
researchmap用URL | http://id.ndl.go.jp/bib/030404119 |