シゲマツ トオル   Toru Shigematsu
  重松 亨
   所属   新潟薬科大学  応用生命科学部 応用生命科学科
   職種   教授
研究期間 2000/04~2002/03
研究課題 メタン発酵に関与する微生物群のモニタリング法の開発
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(C)
科研費研究課題番号 12680573
キーワード 16SrRNA, 嫌気性処理, 微生物叢, メタン生成古細菌, 嫌気性細菌, 遺伝子プローブ, メタン発酵, 16S rRNA, 廃水処理
代表分担区分 研究代表者
代表者 重松 亨
概要 プロピオン酸を唯一の炭素源とする合成培地を用いて、中温(37℃)連続培養系を構築し、有機物負荷を段階的に上昇させた。現在、希釈率D=0.08d^<-1>(TOC容積負荷0.649/l/d)の条件において、ほぼ100%の分解率で安定した培養が行えている。発酵槽内液を採取しFISH実験を行ったところ、希釈率によらず古細菌が優占していた。また、古細菌の中でも、Methanomicrobiaceae科に近縁な微生物が多く存在していた。H_2/CO_2からのメタン生成に関与している補酵素F_<420>の含量を測定したところ、低希釈率(D=0.01d^<-1>)では高希釈率(D=0.08d^<-1>)に比べ高いF_<420>含量が認められた。この結果は低希釈率条件では高希釈率条件よりもH_2/CO_2からのメタン生成活性が高いことを示唆している。