マエダ タケヒコ   MAEDA TAKEHIKO
  前田 武彦
   所属   新潟薬科大学  薬学部 薬学科
   職種   教授
研究期間 2012/04~2015/03
研究課題 脂肪組織リモデリングを標的としたTRPチャネルが担う新規疼痛制御機構の解明
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(C)
科研費研究課題番号 24590734
キーワード カプサイシン, 骨髄キメラマウス, TRPV1, 神経障害性疼痛, ノックアウトマウス, 触アロディニア, 骨髄移植
代表分担区分 研究代表者
代表者 前田 武彦
概要 本研究の目的は、TRPV1による脂肪細胞および免疫細胞の機能調節が神経障害性疼痛を緩和する可能性およびその分子機構を明らかにすることである。神経障害性疼痛モデルマウスの解析により、神経障害部位における免疫細胞の集積及び脂肪細胞の肥大化が生じること、ならびに免疫細胞のTRPV1活性化は疼痛抑制につながることを明らかにした。培養細胞を用いた実験から、免疫細胞と脂肪細胞の相互作用による炎症応答を免疫細胞のTRPV1活性化は抑制することを明らかにした。本研究の成果は、免疫細胞のTRPV1が神経障害性疼痛制御分子としての可能性を示唆する。