ワタナベ ケイスケ
渡辺 啓介 所属 新潟薬科大学 医療技術学部 臨床検査学科 職種 教授 |
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研究期間 | 2015/04~2018/03 |
研究課題 | 恐怖反応を制御する神経回路形成の分子機構の解明 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 基盤研究(C) |
研究機関 | 新潟大学 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
研究者・共同研究者 | 渡辺 啓介 |
概要 | 本能行動を制御する神経回路の形成メカニズムについては明らかにされていないことが多い。本研究において、生来の恐怖行動が減弱しているDpy19L1ノックアウト(KO)マウスの神経回路構築異常の解析を行った。その結果、Dpy19L1 KOマウスにおいて、恐怖・不安行動に関わる後方中隔核の形成異常を見出した。さらに、後方中隔核ニューロンは終脳外、間脳前方端のthalamic eminenceと呼ばれる領域で産生され、前方移動を経て、中隔核に加わることがわかった。Dpy19L1は細胞移動、軸索突起伸展を制御することから、後方中隔核ニューロンの移動を制御することで後方中隔核の形成に関わることが示唆された。 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15K06736/15K06736seika.pdf |