ノズミ モトヒロ
  野住 素広
   所属   新潟薬科大学  医療技術学部 臨床検査学科
   職種   教授
研究期間 2021/04/01~2024/03/31
研究課題 極長鎖脂肪酸産生による神経軸索成長の制御機構の解明
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 基盤研究(C)
研究機関 新潟大学
研究者・共同研究者 本多 敦子,野住 素広,伊藤 泰行
概要 申請者はこれまでに、神経成長円錐の形質膜に脂質マイクロドメイン(脂質ラフト)が多く存在し、そこに集積するシグナル分子の集積・活性化により軸索成長が制御されることを示している。脂質ラフトの形成や機能には極長鎖脂肪酸産生が関与しており、成長円錐には極長鎖脂肪酸産生酵素が多く局在するが、両者の関係性は不明である。そこで申請者は、神経成長円錐での極長鎖脂肪酸産生の、脂質ラフト形成や軸索成長における生理的役割を解明するため、成長円錐に豊富な極長鎖脂肪酸産生酵素 GPSN2に着目し、その欠損マウスを作製・解析を行っている。 オミクス解析により、GPSN2ノックアウトマウス胎仔脳の成長円錐における脂質(アシル鎖長別)産生・代謝の変化をノンターゲット解析したところ、ノックアウトマウスにおいて極長鎖脂肪酸を含む特定の脂質合成が阻害されていた。 極長鎖脂肪酸産生阻害による成長円錐の形態・動態変化を解析するため、超解像度顕微鏡および共焦点顕微鏡を用いて、GPSN2ヘテロマウス胎仔脳神経細胞や、脂肪酸伸長酵素shRNAノックダウン神経細胞の成長円錐のイメージング解析を行ったところ、極長鎖脂肪酸産生阻害による成長円錐の形態・動態異常が認められた。同標本における、成長円錐における脂質ラフトの形成や分布の変化を、蛍光標識脂質ラフトマーカーを用いて解析した。 さらに神経細胞の軸索成長や神経回路形成における変化を細胞、組織レベルで解析するため、成長円錐の形態・動態に変化が見られた細胞における軸索成長の異常をライブイメージングにより解析した。
PermalinkURL https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21K06390